大和郡山市での車の修理は【マスダモータース】で 2022/07/28 トヨタ ランドクルーザー HZJ77HV オーバー・ヒート修理 その4 今回も続きです。 前回は分解を終えて部品待ちになった所まででした。 実際かなり長期間待たされました・・・。 が、ようやっと部品が揃ったので作業を再開していきます。 新品のシリンダー・ブロックに部品を取り付けていきます。 先ずはバルブ・ステム・シールから。 兎に角もバルブ周りをバラして組み付けるのが一番しんどかったですw 次にバルブを取り付けます。 バルブ自体は問題なかったので、コストも考えて再使用します。 ここが一番面倒な作業です。 丁度バルブの真ん中にコッターと呼ばれるスプリング・シートを固定する部品がいるのですが、これの脱着が難儀するんです。 このような専用工具を使ってスプリングを圧縮し、シートを固定するコッターを脱着するのですが・・・ ウチは一人で作業しているものですから・・・ 専用工具で圧縮出来てもバランスは悪く、外れないように片手でシッカリ固定して片方で脱着しないといけない・・・ と、中々にシンドイ作業でしたw 他にノズル等の取り付けておけるものを取り付けたらカム・シャフトを取り付けておきます。 シリンダー・ヘッド周りはちゃんとトルク管理しながら取り付けないと変形したり、燃料が漏れたりとロクな事になりません。 クレーンで吊り上げてシリンダー・ヘッドをガスケットを挟んでブロックの上に載せます。 載せたらヘッド・ボルトを取り付けます。 ヘッド・ボルトは規定トルク+90度+90度で締め付けます。 昔はペイントしてからトルク・レンチで締めて、アングル・ゲージで角度を見ながら締め付けていましたが・・・ 現在はジャイロ搭載のデジタル・トルク・レンチの登場で手間が大幅に短縮されました。 技術の進歩は有難いものですw 工具が良くなっても基本は従来通りが必要です。 ヘッド・ボルトにペイントは必ずしておきます。 これで目視でもちゃんと締め付けられているか?締め忘れがないか把握出来ますからね。 なんせ24本もボルトあるんですものw 締め忘れる可能性大ですしね。 さて、今回はここまで。 次回でようやっと終わりますw